パーキンソン病と膀胱がんを抱えるご主人を支えながら、木更津市八幡台のエステティックサロン Donner(ドゥネール)に立ち続ける62歳の現役エステティシャン。 冨澤さんが届けているのは、若く見せるためだけの美容ではありません。 80歳になっても背筋を伸ばし、自分の足で歩き、行きたい場所へ行ける。 その人の人生を前に進めるための「綺麗」です。

みなさん、こんにちは。 らづ-Biz(木更津市ビジネスサポートセンター)です。
今日は、らづ-Bizにご相談いただいている、木更津市八幡台のエステティックサロン Donner(ドゥネール)冨澤美江さんのYouTube動画をご紹介します。
動画のタイトルは、 「62歳の現役エステティシャン」 「冨澤美江が見ている人生の景色」。
動画の冒頭では、こんな問いが投げかけられます。
一生が1日で終わるとしたら、今、自分が見ている景色はどんな色をしているのだろうか。
冨澤美江さん、62歳。 木更津市八幡台でエステティックサロン Donner(ドゥネール)を営む、現役のエステティシャンです。
そして冨澤さんは今、パーキンソン病と膀胱がんを抱えるご主人と共に暮らし、心と身体を支え合いながら、日々サロンに立ち続けています。
介護は、きれいごとだけでは語れません。 思うようにいかない日がある。 受け入れられない現実に、心が追いつかない日もある。 大切な人に、言ってはいけない言葉をぶつけてしまうほど、追い詰められることもある。
動画の中で冨澤さんは、ご主人の病気をすぐには受け入れられなかったこと、最初は強い言葉を口にしてしまったことも、飾らずに語っています。
だからこそ、その言葉には重みがあります。
「見てあげようかな」
その一言に、介護する人の葛藤と、時間をかけて少しずつ現実を受け入れてきた日々がにじんでいます。
冨澤さんの歩みは、最初から美容一筋だったわけではありません。 もともと美容に強い関心があったわけでもなく、専業主婦として過ごしていたところから、家業を継ぐ意識でエステの世界に入りました。

しかし、待っていたのは甘い世界ではありませんでした。
知識がないまま始めたことで、業者に言われるまま商品を扱い、違和感を覚えたこと。 1ヶ月目から大きな売上を求められ、何もわからない状態で経営に向き合わなければならなかったこと。 薬局とエステの違いに戸惑いながら、「エステは、なくても生きていけるもの」だからこそ、お客様に選ばれる意味を考え続けたこと。
さらに、信じて任せた人の失踪や使い込み。 売上があっても利益が残らない経営。 その混乱の中で、ご主人にも大きなストレスがかかっていたのではないかと、冨澤さんは振り返ります。
それでも冨澤さんは、そこで立ち止まりませんでした。
知識がなければ、人は振り回されてしまう。 だから学ぶ。 わからないなら、学校に行って勉強する。 自分の手で、お客様に本当に必要なものを届けられるようになる。
その積み重ねが、今の冨澤さんをつくってきました。
冨澤さんが考える「綺麗」は、単に肌を整えることではありません。
健康であること。 自分の足で歩けること。 80歳になっても、行きたいところに行けること。 バスに乗れること。 電車に乗れること。 ジーパンを履いて、背筋を伸ばして、さっそうと歩けること。
それが、冨澤さんの目指す「綺麗」です。

年齢を重ねても、ただ若く見えることだけが美しさではありません。 誰かに見せるためだけの美容でもありません。
自分の人生を、自分の足で進んでいくための美しさ。 やりたいことをあきらめないための身体づくり。 鏡を見るたびに、もう一度自分を大切にしようと思える心の支え。
冨澤さんのサロンが届けているのは、そんな「生きる力に近い美容」なのだと思います。
動画の中で印象的なのは、冨澤さんが掃除について語る場面です。
綺麗にする仕事をしている人の場所が、乱れていていいのだろうか。 細かいところに気づけること。 床を拭くこと。 髪の毛一本に目が向くこと。 物音や小さな気配に気づくこと。
それらは単なる清潔感ではなく、お客様の身体や心の変化に気づくための感性につながっています。
見えないところを整える人は、見える美しさにも責任を持つ。 冨澤さんの仕事には、そんな静かな美学があります。
そして、冨澤さんはこう語ります。
「綺麗って何のために綺麗でいるんだろう」
この問いは、美容に関わる人だけでなく、年齢を重ねていくすべての人に向けられているように感じます。
若さは、いつか変化します。 体力も、肌も、暮らしも、家族の形も変わっていきます。 けれど、変化することと、あきらめることは同じではありません。
冨澤さんは、ご主人の介護を通して、「行きたいところに行けること」が決して当たり前ではないことを知りました。 だからこそ、お客様には、できるだけ長く、自分の足で、自分の人生を楽しんでほしいと願っています。
それは、エステティシャンとしての言葉であると同時に、一人の女性として、一人の家族を支える人としての切実な願いです。
62歳。 ご主人を支える日々。 30年近くにわたるサロン経営。 失敗も、葛藤も、学び直しも、すべて抱えて立ち続けてきた手。
その手が、今日も誰かの肌に触れています。 そして、その人の表情を少し明るくしています。
らづ-Bizは、相談者の皆さまの強みを見つけ、その人らしい価値の届け方を一緒に考える場所です。
冨澤さんの強みは、技術だけではありません。 長く続けてきた経験だけでもありません。
介護をしながらも、自分の仕事を手放さず、誰かの未来を支えようとしていること。 年齢を重ねたからこそ伝えられる美しさを、自分の言葉と手で届けていること。 そして、「綺麗」を見た目だけでなく、人生を前に進める力として捉えていることです。
「まだ遅くないかもしれない」 「自分の身体を、もう少し大切にしてみよう」 「年齢を重ねることを、少し前向きに受け止めてみたい」
この動画を見た人の心に、そんな静かな灯りがともるかもしれません。
冨澤美江さんが見ている人生の景色。 それは、夕暮れのように切なく、けれど星が輝き出す前の時間のように美しい景色です。
ぜひ、動画をご覧ください。
■ 動画
「62歳の現役エステティシャン」
「冨澤美江が見ている人生の景色」
■ 店舗情報
エステティックサロン Donner(ドゥネール)
所在地:〒292-0814 千葉県木更津市八幡台2-7-4
電話番号:0438-36-5116
営業時間:月~金曜日 11:00〜19:00、土曜日 10:00〜18:00、日曜日 10:00〜17:00
定休日:水曜日、第二・第四火曜日、第一・第三木曜日、その他不定休
駐車場:店舗前に4台完備
予約:24時間WEB(ウェブ、インターネット上の)予約可
公式サイト:https://donner.co.jp/