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【小野渚様】ブランド作りから3ヶ月で有名百貨店出展

2023/05/19

2022年11月に初めて相談に来られた小野さん。

ご自身で作られたピアスやイヤリングを個人で出品できるハンドメイドサイトで販売をされているとのことでした。
販売価格は数千円、月に売れるのは趣味の範囲程度、なのでオンラインの見せ方を相談したいという内容です。

いつも、経緯やこれからの希望などお聞きしていき、上向きの方向をご一緒に探っていくのが相談の流れなのですが、実は「ブランド作り」「ブランディング」においては最初に「最終形」まで見えていないと動けないものです。他の方のブランド作りの場面でもそうなのですが、「最終形」が見えてる上で最初のステップはここ、次のステップはここ、という順番を踏んでいくことがうまくいくコツです。
今回、先ずはインスタの画面から整えていくことにしました。ブランドとしてのコンセプトの明確化、統一したイメージをご本人に持ってもらうことが目的です。「外への魅せ方」の準備になります。
これが固まり始めてから作品作りにかかります。この段階ではコンセプトもはっきりしていますし、魅せたいイメージもしっかり準備できています。

コンセプトに沿ったラインナップ作り、ブランドとして狙っていくべき価格帯、クォリティのアップなど試作を重ねるたびにまとまりが出てきます。
2ヶ月後にはブランドとしての「最終形」が実体化し、それから百貨店のバイヤーに話し出展のオファーにつながりました。作品の評価も高いのでこれからアクセサリーデザイナーとして成長していくことでしょう。

どこで、どんな売り方で、どんなポジションで売るか、これが最初から見えた上で商品を作ることが「販路の迷路」に迷わないブランド作りです。